〜助っ人、兵庫を制す〜高1での県代表

この前の日曜日、姫路西高校にて秋の個人戦が行われました。プロ棋士が5名?、駆けつけるなどこれまでの中で一番HOTな大会になりました。(ねたもたくさんありますよ!更新が滞り、もはや「さて、次は何にいたしましょう?」状態でとても追いつけなくなってきました。)
このHPでお伝えするのが遅れたのですが、徳島の高校から今年高1に転校してきた人がいます。向こうの学校の寮が潰れたそうです。名前は小山よう君。棋力にしてアマ5段、元徳島県代表です。
A級個人戦は参加者17名!うち白陵が7名と、これには同伴の宇津木先生も照れ笑い。某在阪高校が普段得意としている「物量攻め」と呼ばれても仕方がないですからね。
最初に成績から。

<高2>
岡村 2勝2敗
京口 0勝4敗
<高1>
朝川 1勝3敗
小山 4勝0敗(リーグ戦終了の時点で優勝確定)
玉田 1勝3敗
中村 2勝2敗(大会での負け越しなしの記録をなんとか継続)
山内 1勝3敗(初の負け越し)

山内は「俺は大会になったら負けへんから。」と大口を叩いていたのですが、さすがにハイレベルでした。
小山君は出場していた灘高校の木口翔太郎様、玉村様という団体全国優勝メンバーの二人をなぎ倒し、春の竜王戦優勝者も破って優勝。すごいっす。今井さん以来の快挙となりました。さすがに木口さんは悔し紛れのことをおっしゃってらっしゃいましたが。(今井さんでさえ2年生の時ですから、すごいですね。)ちなみに白陵は木口様から初勝利。(大会に出ては岡村さんと早々にあたり、岡村さんの入賞を阻んできた宿敵です。)いやあ、すごい助っ人の登場です。
京口さんは一回戦で負けたあと、「もう無理やから。」と早々とあきらめ、得意の鬼殺しを連続採用し、最後になるかもしれない大会を十分満喫された模様。(しかし鬼殺しに対し△62銀と相手が狙いにはまってくれたにも関わらず、『定跡を忘れた(本人談)』といって退廃するのもどうかと思うのですが。)
大会終了後、プロ棋士による指導対局がありました。白陵からは小山・玉田の2名が参加。玉田は2枚落ちで惨敗してしまいましたが、小山君はここでも角落ち!で畠山6段に勝利!!(もう・・・超人としか言いようがありません。)
ともかく、めでたしめでたし。気分麗しい宇津木先生は7人全員に帰る途中うどんをおごって下さり(某部員は、『またあのラーメンじゃないよなあ』と恐怖におののいておりましたが・・・。宇津木先生の麺好きは有名な話です。)、みんな美味しくいただきました。(大変辛かったです。)

ネタはここからですよ〜。
その後後片付けを手伝い、表彰式まで出席した生徒には、なんとプロ棋士直筆のサインや色紙、将棋本が当たる抽選会が行われたのです。(山内曰く、『運を使わんで良かったわ』、って、おまえ入賞宣言しときながら・・・)
まず山内が当選し、谷川棋王(?、と書いてありましたが・・・)の『光速』の色紙をゲット。(谷川先生は当日は来ていませんでした。)ちなみに、その色紙は黄ばんでいた。(売れ残り、ですかね?)
つぎに私が当選。会場に来ていた井上8段の『一手入魂』の色紙をゲット。岡村さんも呼ばれ、畠山6段がその場で書いて下さった色紙をもらうなど、白陵勢は大会終了後も大戦果を挙げました。(ちなみに小山君は優勝商品があるので、参加できず。)残るは玉田と京口さん。
やはり京口さんはここぞ、というところでさまざまなネタを提供して下さります。(毎度ありがとうございます。)玉田は最後まで当たりませんでしたが、京口さんは最後の一人として当選!本人も「やっとつきが・・・」と思って喜んで最後の商品を受け取ると、なんとそれは『図解!将棋入門』(谷川著)という、なんともたまらな〜いもの。後から「先輩にぴったりじゃないですか」などと後輩からいびられたのは当然として、「お前の知らんこともいっぱいのっとるやろ。ちゃんと呼んで勉強せい。」と、宇津木顧問からありがたいお言葉を賜ったのはトップシークレット

ともかく小山君、おめでとうございます。仙台での全国大会出場が決定です。この調子で行くと、団体戦も期待できそうです。(ちなみにメンバーは、岡村、小山、山内)